乳がんは女性のがん罹患数では第一位であり、全世界で年間1,643,000人が罹患し、年間死亡者は425,000人と報告されています。我が国では、現在約5万人の方が年間に乳がんと診断されており、女性が生涯の間に乳がんになる割合は16人に1人と増加の一途をたどっています。
現在、乳がん撲滅のために世界中の医師、研究者達が研究を行い、膨大な数の新しい情報が日々発信され、乳がん治療は日進月歩で発展しています。
一方、これら多くの情報についていくことは我々専門医でも大変なことであり、一般の方自らが正しい情報を得ることは極めて困難です。それでも、患者さんは必死にネットなどから有益な情報を懸命に探します。残念なことに正しい情報に辿り着いておられる方は僅かであり、「がん情報難民」となり、間違った選択をされることもあります。そのため我々、瀬戸内乳腺事業包括的支援機構は最新の重要な乳がん情報をよりすぐり、分かりやすく皆さんに提供していきます。情報収集に迷われた皆さんの道標となっていきたいと考えています。
瀬戸内乳腺事業包括的支援機構会員の乳がんに関する学術研究を奨励し、当機構から日本ばかりでなく世界へエビデンスを発信することを奨励するために
本研究奨励賞を設けています。
応募資格は1 年以上の瀬戸内乳腺事業包括的支援機構の正会員歴を有する方としています。
年齢制限はございません。
毎年2月より募集を開始します。
対象論文や、応募方法につきましては内規等をご確認ください。
SBP研究奨励賞 受賞者 | ||
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第1回 H25年 6月15日 |
準奨励賞 飛田 陽 先生 |
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第2回 H26年 6月21日 |
平 成人 先生 |
(表題) Impact of preservation of the intercostobrachial nerve during axillary dissection on sensory change and health-related quality of life 2 years after (雑誌名・巻・ページ・年)breast cancer surgery. Breast Cancer (2014) 21:183–190. |
第3回 H27年 6月13日 |
飛田 陽 先生 |
(表題)Visual assessment of Ki67 using a 5-grade scale(Eye-5)is easy and practical to classify breast cancer subtypes with high reproducibility (雑誌名・巻・ページ・年)J Clin Pathol.2015Feb11.pii:jclinpath-2014-202695. doi:10.1136/jclinpath-2014-202695.[Epub ahead of print] |
第4回 H28年 6月25日 |
応募者 なし |
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第5回 H29年 6月24日 |
吉富 誠二 先生 |
(表題)A phase 1, dose-finding and pharmacokinetic study of gemcitabine with nab-paclitaxel in patients with metastatic breast cancer (雑誌名・巻・ページ・年)Cancer Chemother Pharmacol 78: 289-294, 2016 |
第6回 H30年 6月23日 |
選定無効 | |
第7回 R1年 6月22日 |
高畠 大典 先生 |
(表題)The efficacy and feasibility of dose-dense sequential chemotherapy for Japanese patients with breast cancer (雑誌名・巻・ページ・年)Breast Cancer Vol25, 6, 717-22, 2018 |
第8回 R2年 6月20日 |
飛田 陽 先生 |
(表題) Diffuse distribution of tumor-infiltrating lymphocytes is a marker for better prognosis and chemotherapeutic effect in triple-negative breast cancer (雑誌名・巻・ページ・年)Breast Cancer Research and Treatment・178・283–294・2019 |
第9回 R3年 6月12日 |
応募なし | |
第10回 R4年 6月4日 |
野村 長久 先生 |
(表題) A Triple-negative Matrix-producing Breast Carcinoma Patient-derived Orthotopic Xenograft (PDOX) Mouse Model Is Sensitive to Bevacizumab and Vinorelbine, Regressed by Eribulin and Resistant to Olaparib (雑誌名・巻・ページ・年)Anticancer research.41(12):6191-6197 2021 |
第11回 R5年 5月27日 |
応募なし | |
第12回 R6年 5月18日 |
中本 翔伍 先生 |
(表題)Systemic immunity markers are associated with clinical outcomes of atezolizumab treatment in patients with triple-negative advanced breast cancer: a retrospective multicenter observational study (雑誌名・巻・ページ・年)Clin Exp Med. 2023 Dec;23(8):5129-5138. doi: 10.1007/s10238-023-01230-x. Epub 2023 Oct 30. |